* 2010  2月号 * 
 

第10回八潮音楽祭とE音会

先月号から第10回八潮音楽祭のお知らせをしていますが、八潮音楽祭のそもそもの始まりは、E音会の発表を旧南小学校で行う事が切掛けでした。八潮南小学校で音楽の先生だった足立真智子先生がクリスマスの時期に学校の音楽発表会を地域の音楽愛好団体も招いて行っていました。E音会もお招きに預かり、何気なく「こういう企画は凄く良いのでもっと広げていきたいですね」と言う話になって、瓢箪から駒の様に第一回八潮音楽祭が2001年12月に開催されました。中心になって立ち上げてくださった足立真智子先生は、いつも楽しそうにリラックスしている少女の心を持った素敵な先生でした。その後E音会のスタッフと中高生を支援する会と八潮南小学校PTAコーラス「リリーズ」を中心に音楽祭の運営事務局になるNPO MAPLOを立ち上げて開催してきました。

今回はなんと回を重ねて10回目です。良く続いてきました!!!!

日時  3月28日(日)  13時開演  

場所  八潮学園アリーナ

 

2月11日はイオンデー!

E音会は活動の援助をイオングループから受けています。正確には八潮地域の音楽団体のお世話をしているNPO MAPLOがイオングループの地域活動団体に登録していて、毎月11日に発行される黄色いレシートを集めることで、そこに記載されている金額の1パーセント相当の金額の物品を購入して援助を受けています。(現金では還元されません)

例えば品川シーサイドのジャスコで1万円買い物をした時に渡されるレシート(黄色い)を寄付して貰うと100円分還元されます。黄色いレシートを沢山集めれば集めるほど活動に必要な物品が沢山提供されることになります。これまでにポスターの為のラミネート加工機やプリンター、紙、なんと電子ピアノまでも購入させて頂いています。

そしてE音会の子どもたちが11日にジャスコの出かけて行って黄色いレシートの寄付を直接呼びかけて沢山のレシートを集めています。これが大きな力になっています。今度の11日も沢山の参加を期待します。3時から5時の予定で行います。

 

月の練習について

 ハンドベルクラブ

2月 6日(土) 八潮地域センター階 美術工芸室   2時から

11(木・祭)イオンデー 黄色いレシート集め   3〜5時

13日(土) 八潮地域センター階 美術工芸室   2時から

20日(土) 八潮地域センター階 美術工芸室   2時から

27日(土) 八潮地域センター階 美術工芸室   2時から

3月 6日(土) 八潮地域センター階 講習室3    2時から

13日(土) 八潮地域センター階 美術工芸室   2時から

20日(土) 八潮地域センター階 美術工芸室   2時から

27日(土) 八潮地域センター階 美術工芸室   2時から

3月28日(日) 第十回八潮音楽祭

 

子どもコーラスクラブ

 毎週月曜日 八潮学園小学部3階音楽室 4時から  

2月は 1日、8日、15日、22日      3月は 1日、8日、15日

 

月生まれの人

2月 6日 河原 夕貴  さん      2 7日 森岡 万貴 さん  

     

                       お誕生日お目出度御座います。

 

“音を楽しむ”、だから“音楽”!その6 三沢えり子

〜子守唄〜                         

ふっと、「初めて聴いた音楽はなんだったんだろう」と思い、今回はそこから感じたことを書かせていただきますね。

皆さんは、ご自分が小さい頃、子守唄を歌ってあやされた思い出をもっておられますか?では、お子様が小さい頃、寝かしつけのときなどに、子守唄を歌って聞かせてお育てになりましたか? 私は、自身、何回か歌って寝かしつけられたことを覚えています。はっきり覚えているのは、夕方、たぶん疲れきってしまって我がままをいい始めたのでしょうか、母が私を長いサラシの反物(もともとは祖父がお腹にまいていたものですが、母はよく子どもを負うために使っていたのです)で器用に背中に負うと、“ねんねんよ〜、おころりよ〜”と不思議なメロディで歌ってくれたときのことです。毎回、半ば条件反射のように寝入ってしまったのでしょう、あとの言葉やメロディは忘れているのですが、母方の祖母が山形の出身だったことを思うと、そちらの地方の子守歌かも知れません。

 私には9歳上の姉がいて、しょっちゅうやかましく騒いでいる私と違って、芯は強いけれど大人しやかな人です(今でも)。姉が中学生の頃だったと思うのですが、宿題をしながら小さな声で歌っていた彼女に、ちょうど遊びに来ていた叔母が「あら、この子ったら音痴?」と言いました。「えっ?」とあげた姉の顔を私はまだ覚えています。それまでは、手先の仕事をしながらよく歌っていた姉でしたが、それっきり、家族の前では歌わなくなってしまいました。

その彼女が、私が中学3年のときに、実家である横浜に戻って長女を産んだあとの回復期を過ごしていたときのこと。

生まれたばかりの小さな赤ちゃんを抱っこして顔を覗き込んでいる姉の口から、静かに子守唄が聞こえてきました。(お姉ちゃんが歌ってる!)口に出してそう言うこともためらわれるような、それはそれは素敵な光景でした。

それまでに、消防隊のブラスバンドをナマで聴いて鳥肌が立つほど感動したり、小2の音楽の時間には『スラブ行進曲(チャイコフスキー)』を鑑賞してショックで泣き出したり、たくさんの音楽を聴き、自分でも学び始めていた私でしたが、このとき感じた心のふるえを超える子守唄には未だに出会っていないような気がします。姪にとってこの子守唄は、母である人のぬくもりに結びついた“平安”そのものですし、どんなに有名な歌手も、どんなに美しい歌詞やメロディも、この子守唄には勝てない、そんな気がします。

音楽との出会い、心動かされる経験を多くもちたいものだと思います。それは、高いお金を払って演奏会に行ったり、「脳の開発にはモーツルトが良い」と聞けば朝からCDを流す、とかいうことだけでなく、身近にある音楽を一緒に楽しむことから始められるのではないでしょうか。3月に開催される八潮音楽祭は、とても良い機会です。プロフェッショナルのネプチューンさんの演奏ももちろん楽しみですが、普通の人が普通に楽しむ音楽のいかに素晴らしいこと、そのことにひたっていただきたいと願っています。


ニュースのページへ

ホームページへ