E音会ニュース 2009年11月号
☆ハンドベルクラブ品福第三かもめ園もみじ祭りで演奏
10月24日品川総合福祉センター第3かもめ園の「紅葉祭り」でハンドベルクラブが演奏しました。地域センターの向かいにある施設なので、八潮の北側にある大きな建物のお祭りとは違って会場は小さいですが、多くのお客さんが集まっていました。今回は2階にある「サンかもめ」からお呼びいただいての演奏でしたが、演奏した場所が3階だったために、7月のコンサートに来て下さっていた3階の利用者のお年寄りも沢山いました。手でリズムをとったり、一緒に歌ったり、それぞれに私たちのつたない演奏を楽しんでいただいている様子が身近に手にとるように見られてこちらも楽しませていただきました。この様な演奏依頼があるのはとてもありがたいです。そのひとつひとつを大切にしていきたいと思っています。 E音会代表 赤佐 さえ子
☆日比野幸さんのコンサートに感銘
10月19日E音会子どもコーラスクラブの定期練習の時間帯で、オペラ歌手の日比野幸さんにミニコンサートをしていただきました。子どもたちそれぞれにそれぞれの感動が有ったようです。お家の人にその素晴らしかったことを一生懸命お話ししてお母さんからお礼の報告があった子もいました。詳細は紙面最後の三沢先生の記事をごらんになって下さい。
☆E音会クリスマスパーティー
毎年恒例になりつつありますE音会クリスマスパーティーは12月19日(土)午後6時から行います。場所は昨年と同じ地域センター2階 第三講習室です。子どもコーラスクラブは毎回趣向を凝らした発表をしていますが、今年も三沢先生が色々準備しています。そして毎年少しずつメンバーが増えているので楽しみな発表です。ハンドベルクラブは新しいクリスマスソングが間に合うか微妙なところですがいずれにしてもご期待下さい。
☆新しいメンバー
10月からE音会子どもコーラスクラブに新しいメンバーが増えました。すまいるスクールのハンドベル教室にも来ていたこともあり、本当に音楽が好きな女の子です。
中山よし乃さん 八潮学園小学校2年生 です。
☆11月12月の練習について
ハンドベルクラブ
11月 7日(土) 八潮地域センター1階 美術工芸室 2時から
11月14日(土) 八潮地域センター1階 美術工芸室 2時から
11月21日(土) 八潮地域センター1階 美術工芸室 2時から
11月28日(土) 八潮地域センター1階 美術工芸室 2時から
12月 5日(土) 八潮地域センター1階 美術工芸室 2時から
12月19日(土) 八潮地域センター1階 美術工芸室 2時から
今年はこれで練習を終わります。
1月 9日(土) 八潮地域センター1階 美術工芸室 2時から
子どもコーラスクラブ
毎週月曜日 八潮学園小学部3階音楽室 4時から
11月は2日、9日、16日、30日 12月は7日、14日、21日
☆11月生まれの人
11月 1日 安藤 優利 さん
11月 8日 赤佐 さえ子 さん
11月12日 太田 歩 さん
11月13日 山口 遥子 さん
11月18日 中山 よし乃 さん
お誕生日お目出度御座います。
☆ “音を楽しむ”、だから“音楽”!その3 三沢えり子
【日比野幸先生のミニコンサートの報告】
10月19日(月)のコーラスクラブは、ソプラノの日比野幸先生をお迎えして、ミニコンサートを開きました。先生の声は、ソプラノの中でも、“コロラトゥーラ”と呼ばれる、もっとも輝きのある声質です。「コロコロ歌ってるみたいだからじゃないのよ、“コロ”というのは、“色”を表す言葉(英語ではcolor)からきています」と言われたことがよくわかる、きらきらした感じの美しい声でした。ピアノを弾きながら見ていると、みんなその声にあまりにもびっくりして、ニコニコしちゃっているのがとても可愛かったです。
モーツァルト作曲の『アレルヤ』に続いて、日本歌曲の『赤とんぼ』『からたちの花』。合間に、現在のお仕事のご様子についてお話くださいました。オペラは、電気もない200年以上も前に発達しましたから、大きな歌劇場の舞台から一番後ろに座っていらっしゃるお客様に、しっかり声とせりふが通ることが求められています。現在でも、もちろん一人ひとりにピンマイクなどありませんので、そこで正しい発声法で“声を遠くに飛ばす”必要があるのだそうです。
続いて、4曲の日本の子どもの歌が歌われました。「知っている人は、一緒に歌ってね」の呼びかけに、子どもコーラスの子どもたちも元気に歌いました。いつも耳にしている童謡なのに、美しい発声で歌われる歌は、なんて美しいのでしょう!一緒に歌う子どもの声も、なんだかぐっときれいになったみたいでした。 「世界中どこを見ても、交響曲や大規模なオペラを作曲する人、名だたる詩人が子どものための歌をこんなに一生懸命作ってくださったのは、日本しかありません。だから、みんなでしっかり歌い継いでいって欲しい」という言葉が印象に残りました。
再び、レパートリーから、プッチーニの『私のお父さん』、ローの『踊り明かそう(マイ フェア レディ)』、そして最後に『崖の上のポニョ』をみんなで歌って、プログラムを終了しました。
日比野先生ご自身、お二人のお子さんのお母さんですので、お人柄が反映された、素敵なひと時だったと感じました。子どもたちの可愛い質問にも、誠実にやさしい言葉で答えてくださって嬉しかったですし、発声練習もしてくださって、みんなの心に何かが残ってくれるといいなあ、と思います。
昨日食べたご飯が、次の日、身体のどこのための栄養になったかなんてわかりませんよね。でも、目に見えない形で身体のためになっているのは確かです。それと同じように、心や、経験、といったことは、目には見えないけれど、本人さえ気づかないうちに、その人に色々なものを残してくれるのです。
今回のミニコンサートが、子どもたちにきっと良いもの、もしかしたら花咲くのは20年後かもしれないけれど、素晴らしい経験として残ってくれることを願っています。