E音会ニュース 2009年9月号
☆サマーコンサート
7月11日行われたE音会サマーコンサートは、いつも以上に和やかなコンサートになりました。今年に入ってからどんどん人数が増えている子どもコーラスクラブが大活躍で、しかも出来も良くて聞きに来て下さった方達は満足して下さいました。ハンドベルクラブはちょっとチャレンジの曲が多かったのに立派に演奏できました。流石に10年を超えて活動してきているだけのことはあります。ゲストのコカリナの野舘さんは体調不良にも関わらず相変わらず綺麗な澄み渡った音色を聞かせて下さいました。
E音会代表 赤佐さえ子 の感想
今年も無事にサマーコンサートが終わりました。いつものことですが、練習のときはとてもひどくて(!)このままコンサートで演奏してみなさまにお聞かせしていいのだろうかと悩みながら当日を迎えます。でも、コンサートが終わってみると必ずやってよかったと思うのです。今年もしかり。本番ではなぜかいい意味で我々の期待を裏切ってくれてすばらしい演奏になるんです。ふしぎです。子供たちの力なのでしょうか。
コーラスクラブが参加するようになってからはさらに楽しみが増えました。今年の手話もびっくりしました。三沢先生のおかげですね。こんな経験ができるなんて子供たちも幸せです。
ハンドベルもコーラスも子供たちが主体のサークルなので、子供たちの成長とともにメンバーの入れ替わりは必至です。メンバーが抜けていくのはさみしいですが、新メンバーがはいってくると新しい風になって、またサークルとしても前進できます。我々スタッフも日々のあれやこれやで疲れ切っていることが多いのですが、子供たちの顔を見るとまた元気が出てきます。 今後の活動も、無理なく地道に、地域に根差して続けていければと思っています。どうぞ温かい目で見守ってやってください。そして、もし機会があれば練習も見にいらしてください。本番とのギャップを比べてみるのも一興では?
☆在宅サービスセンターのコンサート
毎年恒例の在宅介護センターでのコンサートを7月22日に行いました。センター利用者のお年寄りと(90歳近い方もいらっしゃいました)中央保育園の園児(年長さんです)が一緒に聞いて下さる不思議なコンサートです。同じ部屋に究極の異年齢の人たちが同じ音楽を楽しむ時間がもてる、という事がどんなに素晴らしいことか!毎年、毎年同じ感動を頂いて居ます。
☆9月10月の練習について
ハンドベルクラブ
9月12日(土) 八潮地域センター1階 美術工芸室 2時から
9月19日(土) 八潮地域センター1階 美術工芸室 2時から
9月26日(土) 八潮地域センター1階 美術工芸室 2時から
10月 3日(土) 八潮地域センター1階 美術工芸室 2時から
10月10日(土) 八潮地域センター1階 美術工芸室 2時から
10月11日(日) ジャスコ 黄色いレシートのキャンペーンに参加
10月17日(土) 施設使用不可なので練習を中止します。
10月24日(土) 八潮地域センター1階 美術工芸室 2時から
10月31日(土) 八潮地域センター1階 美術工芸室 2時から
子どもコーラスクラブ
毎週月曜日 八潮学園小学部3階音楽室 4時から
9月は7日、14日、28日 10月は5日、19日、26日
☆9月生まれの人
9月 2日 根岸 忍 さん 9月 3日 安藤 優加 さん
9月13日 渡辺 早穂子 さん 9月26日 北條 友子 さん
お誕生日お目出度御座います。
☆ “音を楽しむ”、だから“音楽”!その1 三沢えり子
【子どもコーラスの誕生】
子どもコーラスのそもそもの始まりは、たしか4年前の春だったと思います。当時E音会ハンドベルクラブのお世話をしていらした東さんと子どもを通じて知り合いだった関係で、その数年前から、浜田先生に引き合わせていただき時々ハンドベルクラブの伴奏をしていました。
浜田先生との、地域の子どもたちに何ができるか、といった会話の中で、「子どものオーケストラを作りたい」とか、「小学校高学年から中学生くらいの人たちと、英語のミュージカルナンバーを歌う会をしたい」と、ちょっと夢のような話をしたことを憶えています。(夢って、口に出してしまうと、どこからともなく助けが与えられて、実現してしまう、っていうことがあるのを長〜い人生の中でたびたび経験していたものですから!)
私自身、小さい頃から音楽に接していましたが、中学から高校にかけては英語の歌を歌うことが大好きで、その頃親しんだ歌は今でも忘れることなく口から出ますし、そのおかげで英語を好きになったと言っても間違いではないからです。もっとも今は授業で習った英語の文法や単語はすっかり忘れてしまいました。不思議なことに、メロディに乗せて歌った英語の歌詞は憶えているものですよ。
しばらくして、浜田先生から「MAPLOの岩倉さんも何か夢をおもちのようだから、話してみませんか」とお誘いを受け、浜田先生、岩倉さん、私の三人で、『夢のすり合わせ』とでもいうのでしょうか、着地点があるとすれば何なのかを話し合う中で生まれてきたのが、“子どもコーラス”をやろう!ということでした。
実は私はこの原稿を書くに当たって、当時どんな話し合いがあったかを定かに思い出すことができず(なにしろ、昨日の献立も思い出せないほど、過ぎた時間を顧みることができない記憶力なもので)、改めて岩倉さんに「どうでしたっけ?」と、お知恵を拝借したことを告白します。
岩倉さんに「確かこうだったはず」と教えていただいたことは、
・岩倉さんも私も、“歌うことの楽しさ”、“一緒に歌ってそれが美しく響いたときの喜び”を、たくさん経験していたので、そのことを子どもたちにも知って欲しい、と思ったこと。
・以前、南小学校に足立先生とおっしゃる“伝説の音楽教師”がいらして、南小で特に“歌う子どもたち”の存在がすでにあった、ということ。
・E音会の理念でもある、年齢や立場を超えて良い音楽に親しむ機会を、もっと子どもたちに経験して欲しいということ。
・地域が子どもたちを見守り、必要なときに必要なサポートができるためには、子どもが地域の中で育つことがとても大切であること。
そうそう、こういったことを話し合っていたのでした。「よーし!じゃあ子どもコーラスを始めよう!」という結論になったのが、初めの初めです。 続く