E音会ニュース 7月号
☆アブラミアン弦楽四重奏との共演コンサート終了
6月9日に行われた、E音会ハンドベルクラブ・バッハクラブとアブラミアン弦楽四重奏との共演コンサートが盛況のうちに無事終了しました。120人を越える入場者が有り、会場環境が悪い中、素晴らしいコンサートだったと言う声が多く寄せられました。半年かけて準備してきたハンドベルクラブの皆さんも大きな収穫があった事でしょう。そして、ハンドベルクラブの大人の皆さん、子供達の保護者の皆さんのご助力、何時も応援してくださっている人達のご支援がなければこの様なコンサートは実現不可能でした。ここに、あらためてお礼申し上げます。
沢山の賛辞の声が有りました反面、音楽を楽しみたくて来た方々には不満が残るコンサートだったようです。・レクホールなんて弦楽器のコンサートをやるところじゃない。・空調がうるさすぎ。・会場が暑くて、不愉快。・CDの宣伝が押し売り的で余韻を消された。・出演者の子どもたちが後ろでおしゃべりばかりしていて、邪魔で仕方なかった。などの不満の声も有りました。確かに、日本の様に西洋のクラシック音楽を有り難がっている風土では、上記の様な声も上がるでしょう。どんな会場でも不満は残ります。その為に皆さんにCDをお勧めした経緯も有ります。ただし、子供達の態度には反省点が多く有ります。子供によっては何度言っても、という事が有りますが、E音会は諦めずに子供達に大切な事を話し続け様と思います。
しかし、E音会の現在の身の丈を考えて、あのコンサート以上の事をするのは不可能でした。そして、E音会が大事に思ったのは、低料金で地域の人達に水準の高い良い音楽を聴いて頂きたい、と言うことだけでした。プロもアマも無く音楽を愛する人達の演奏を、音楽を愛する人達に聴いて頂く。それだけを考えて来ました。色々なご不満に対してはお詫びして反省も致しますが、ご不満と同等のご支援を賜りますと今後益々E音会は良い活動が出来る事でしょう。
アブラミアン弦楽四重奏のリーダーのジェリーさんは、「本心でコンサートを楽しんだ。こどもたちのベルは本当にエンジェルが降りてきたようだった。プロとして、大きなコンサートをやることも楽しいが、将来あるアマチュアの演奏家に貢献できたことは大きな喜びである。」という感想を寄せてくださいました。会場環境の善し悪しよりも、内容とお客さんの質がコンサートでは大切なんだ、と言うことなのでしょう。実際ジェリーさんは日本に来る度に保育園で演奏をしています。音楽の楽しみ喜びを形骸化した物に閉じこめてはいけない、と言うことを身をもって示してくださっています。素晴らしい人達です。有り難う御座いました。
ここに色々な方から頂いた感想を載せておきます。
○戸越小学校の酒井先生から
この1ヶ月余、アブラミアン弦楽四重奏団と浜田さんのCDを聴いては、コンサートの余韻を楽しんでいます。「八潮の子どもたちといい音楽を作る会」の名の通り、浜田さんと東さんを中心に会員の皆さんによる手作りのコンサートは、とてもすてきでした。一番感動したのは、浜田さんの編曲のすばらしさでした。今まで何度か耳にしている第二部の曲が、ハンドベルとビブラフォーンと弦楽の響きと相まって、一層深くわたしの心にしみこんできました。全曲を編曲なさったのは大変な仕事だったことでしょうが、見事美しく表現されていました。ハンドベルの演奏では、すばやい手さばきから繰り出す優雅な音に聴き惚れました。発足当時からのメンバーのよっちゃんとひとちゃんにとって最後の演奏会になると知り、大きな拍手を送りました。アブラミアン弦楽合奏団の演奏では、「アンダンテ・カンタービレ」の美しさに脱帽!このコンサートに来て本当によかった、と思えた一曲でした。今後も、浜田さんや会員の皆さんの活動に対して、たくさんの方々から応援をいただけることでしょう。苦労が多いとは思いますが、八潮の地域の音楽発信センターとして、楽しいことをたくさん企画して欲しいと願っています。
○森岡万貴さんから
すばらしい音楽家と共演出来て、みんな幸せだと思いました。これからは、一人一人が自分の音だけでなく、ハンドベルクラブのみんなの音、共演者の音を聴きながら演奏出来るようになると良いですね。
○長崎央子さんから
初めて演奏者ではなく、裏方として参加させて頂き、またアブラミアンとのジョイントも初めてだったので楽しみでした。ハンドベルの演奏会自体も久しぶりだったので「どうなってるかな?うまくなっているかな?」と少しの不安と多くの期待で見ていましたが、十分私の期待を上回る出来でとてもよかったと思います。アブラミアンの演奏も、ハンドベルトのジョイントもとても素晴らしく、こちらも期待以上で大満足でした。聴きに来てくださったお客様は勿論のこと、参加した子供達、応援してくださった保護者の方々にも多くの感動が残ったコンサートになったと思います。
○赤佐さえ子さんから
今回のコンサートは演奏者の一人として参加できて、とても光栄でした。美しい弦楽四重奏とハンドベルの透き通った音色の組み合わせが響き渡って(ベルの方は素人で未熟な演奏ではありましたが)、たぶん聴衆の皆さんも満足していただけたことと思います。プロと一緒に演奏できるなんてなかなかないことで、自分でも演奏しながら、思わず弦楽器の音に聞き惚れてしまう箇所もありました。今回のコンサートはみんなで話し合って決めたコンサート。曲目も子どもたちと話し合って決め、半年かけて練習しました。当日は芸大生のころから手伝ってくれていた森岡さんや“卒業生”でもある高校生も加わってくれて、影でささえてくれた長崎さんをはじめ、みなさんが暖かく見守ってくれるような、まさにE音会ハンドベルクラブの集大成のようなコンサートになったと思います。当日の模様はここで見られます。
☆8月8日八潮中央保育園で演奏
8月8日に八潮中央保育園でハンドベルクラブが演奏する事になりました。集合時間等々、詳しい事は後日お知らせします。
演奏開始 10時を予定しています。
☆7月8月の練習
7月の練習は14日(2時からレクホール)で終わりです。
8月は中央保育園での演奏の準備のため
4日、6日、7日に予定しています。場所は後日お知らせします。